【ヅカ感想】雪組公演ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』
4/6(土)ソワレ回を鑑賞。
雪組は現在、だいきほという舞台役者として素晴らしい二人がトップコンビとしてひた走っている。大劇場では3作終え、どの作品も当たっていて大好きな二人だ。目下の課題はその二人が強すぎてそっちばかり見てしまい、雪組子の顔と名前はほとんど一致しないことだ……
この作品はだいもんではなく、きーちゃんこと真彩希帆が大女優として主役を張っていた。もちろん、だいもんもひけをとらず、素晴らしい演技と歌声、そしてヒゲを披露していたが、きーちゃんの圧倒的な歌声と貫禄に圧倒された((圧倒続き
以下、雑感。
・プログラムを買わず、予習もほとんどしてなかったが、話はわかりやすいし単純。単純すぎて退屈したところはある。
・コメディなのでテンション高いんだろうなあと思ったら、予想以上のハイテンション。ずっと最高潮。息をつく暇もなく笑わせにくるし、休めるかなあと思ったらきーちゃんリリーのパワフルなパフォーマンスで、疲れた(笑)
・だいもんオスカーに付き従う二人組がコミカルで可愛らしい。だいもんに振り回されているが、オスカー含めて三銃士としてほとんど出ずっぱり。
あーさ、歌うまくなったね。
・逆に2番手のさきちゃんブルースは出番が少ないように見えたが、一挙一動がド派手で、しかもピンク色のスーツを難なくこなしているから強い。
あんなにドアにぶつけられたさきちゃん……3枚目の役も似合うことを認識した。
足が長すぎる。目の錯覚かと思ったけど長すぎる。
・なぎしょ車掌さんはずっと帽子をかぶっていて3階席からだと顔が確認しづらかったのが残念。
ただ、最後の群舞で髪型をビシッと決めた男役なぎしょがかっこよすぎた。こっちも足長い。
・マックス、かっこいいな〜発声しっかりしてるし、誰やこのイケメンと思ったら101期の縣くんじゃないですか!!研10かと思った
・きーちゃんリリーがすごかった。真ん中が似合いすぎる。強気な女性、自分の見せ方、歌い方、表情、全てがリリーそのものだったし大女優だった。3階席だったのもあって、あんまり声が響かないなあと他の役者では思っていたけど、きーちゃんは芯のある声をドーンと響かせていた。
リリーがまだ無名だった頃のピアノの弾き方がおかしすぎた。あんなに脚を開いてたらペダル踏めないやろ(笑)
リリーが服を脱がされて舞台女優として演技している服が、奈々ちゃんのSUPER☆MANに見えた。
・だいもんオスカーはヒゲがさいっっっっっこうだった。歌よりもオスカーのダメっぷりがおかしくて、だいもんは本当に芸達者だ。ただ、いつもより高い声が多くて、ハイテンションコメディだからしょうがないが、もう少し落ち着いて欲しかった(笑)。
・結末、あのおばあちゃんどうなった?なんでリリーはオスカーを許しちゃうの?(ツイッターでこの話の持っていき方がタカラヅカ的なものなんだよ!のを見て納得したけど)と、話の構成がトンチキ臭したけど、念願のだいきほハピエン+結婚式という結末が見られたからいっか。
・だいもんのおヒゲ姿がとても好き。さらにスーツ。この演目をどんどんやってほしい。さらに闇を抱えた男らしい男くさい役。マフィアのボス?とか。強気なきーちゃんを利用しようと近づくが、むしろきーちゃんがだいもんを利用してのし上がっていく、そしてそんなきーちゃん惚れちゃうんだ。
※スーパーボイジャーの男役群舞でジャケットプレイやってたけど、あれが最高だったわ。マフィアぽいし。
(対してたまきちは正義感満載な純情青年をどんどんやってほしい)