推しの結婚発表について
水樹奈々さん、ご入籍おめでとうございます。
結婚発表を受けたファンの1日の様子を綴りました。長いです。きもちわるいです。奈々ちゃん大好きです。
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2020年7月7日。
朝。
この日はいつも以上に朝から仕事へのやる気もなく鬱々とした気分だった。
外は梅雨で、じめっとした天候。胃の調子は戻ったものの、頭痛あり。今日もやる気のない怠惰な一日になるのかな、七夕だし遙か7の直江兼続ルートでも見返すしか楽しみがないなと思っていた。
遙か7はいいぞ!!戦国時代の女として生きられるぞ!!
お昼。
昼ご飯は旦那が作り置きしていた肉味噌を電子レンジで温めて、取り出そうとしたら床に落としてしまった。床一面に肉味噌。一昨日、床を吐いたばかりなのにぎっとぎとの油がついてしまった床をまた拭く。旦那が作った食べ物を無駄にしてしまったことへの罪悪感いっぱい&悲しさで気分は最悪最低。
今日はもう閉店やな〜〜と、かろうじて救い出された肉味噌をそうめんにぶっかけたものを味わい、ふとスマホを見たら友達から「奈々ちゃんおめでとう〜」と連絡。
ん?奈々ちゃん??
また新たな舞台がアニメの主役でも決まったんかな?とTwitterを開く。
まずは宝塚・ミュージカルファンをフォローしたリストを開き、舞台情報を確認しようとしたら
『【祝】声優・水樹奈々、結婚を発表』のツイートが目に飛び込む。
「え!?!?!?!?!?!?!?(クソデカ声)」
目の前でそうめんをすすってた旦那は、私の声に驚いてむせているが、そんな様子も眼に入らず、震えた手で公式サイトやTLを見る。
うそ?なにかの間違い??まじで??奈々ちゃんが??すっぱぬかれた??奈々ちゃんが結婚!?!?誰??ええええええええツダケン!?まじかツダケンなのか!!あっ違う??なになになに!?!?!?!?!?!?!?(このあいだ心拍数上昇)
ちょうど声優の津田健太郎さんも結婚報告されていたので、一瞬勘違いしたものの、奈々ちゃんの公式HPを確認したら本当に結婚報告があった。びっくり。
声優アーティストとして第一線を突っ走り、ファンの私にはずっと勇気と感動と与え続けてくれて、ここ数年は筋トレでますますたくましくなった奈々ちゃんが突然の入籍報告。
飽きやすい私が10年以上おっかけを続け、ライブは必ず参加し、新しいCDが出たらフラゲもする。他の趣味もあるけど、私にとってはどんな予定よりも優先するのが奈々ちゃんのライブだ。
(奈々ちゃんのライブとヅカの贔屓の千穐楽が重ならないことを祈る日々)
最初は驚きがまさったものの、おめでとう、おめでとう……と祝福をした。
奈々ちゃんからのブログには
いつもとびきりの愛で応援してくださるみなさんに、
これからもより一層パワフルに、
全力投球で声と音楽を届けていきたいと思っておりますので、
と、ファンを第一に考える奈々ちゃんらしいメッセージ。
ああ、私の応援する水樹奈々はどこまででも水樹奈々だなあと嬉しくなる。
とまあ、発表から2〜3時間ぐらいまでは驚きつつも祝福する気持ちでと嬉しさで満たされていた。
あの水樹奈々の結婚だぞ??今日は祝祭日!!仕事休みまーす!!
嬉しくて嬉しくて、晩ご飯はちょっと高めのスーパーで、いつもは買わないお刺身4点盛りと、RF1の好きなお惣菜、さらにケーキを購入。財布はゆるゆる。だって奈々ちゃんの結婚だもん。おめでたいじゃん!!今までにないようなハイテンション!!祭りじゃ〜〜〜〜!!!!めでてえ〜〜!!!!
が、
夜になるとこれがめんどくさい&気持ち悪いファンのゆえんかな。
「あんなにライブで独身ネタを話していたのにいつのまに?」と過去の奈々ちゃんのブログを見返し、自分のツイートや他の方のツイートから、今までのライブでどんなことをMCで話していたかをさかのぼりはじめる。
そう、やっぱ気になってしまう。
奈々ちゃんはいつから好きな人がいて、付き合い始めて、相手はどんな人なのかなんなのか……私の知らない奈々ちゃんの情報を探りたくなる。
嬉しい超ハッピーな気持ちに割り込んでくる、複雑で暗い気持ちがちょっとでてきてたのだ。
祝わなきゃいけないのに、なんだこの気持ち!?私の闇属性!?!?このままだと瘴気に満たされてしまう!!(気分は遙か7の大和)
と落ち着かないので、私を水樹奈々沼に引き込んでくれた奈々友達と電話をした。こんな気持ちを話せるのは友達しかいない。
電話し、まず「奈々ちゃん結婚おめでとー!!」とエア乾杯。それぞれ買ってきたケーキを食べつつ、嬉しいねぇよかったねぇめでたいねぇと言い合う。
しかし、時が経つにつれ、
「こんな重大な発表を今までスマギャンや映像、ライブ以外で出てきたのが初めてじゃん??文章だけっていうの、珍しくない??」
「だからいい意味で裏切られた感がある。奈々ちゃんにだよ??」
「突然だよね??個人的なことだからってのもあるかもしれんが、今でも信じられない」「ライブで聴きたかった」「ライブでおめでとうといいたかった」「ライブ行きてえ」「らいぶ……」……
友達も私と同じ複雑な感情を抱いていた。祝う気持ち、嬉しい気持ちと同時に、なんとも言えないほんのちょっとした暗い気持ちを抱いていた。
そして、わがままだけど、やっぱり奈々ちゃんから直に声で聴きたかったなあって。(ほんまにわがままなめんどくせぇファンだな)
しまいには二人して、
「マーガレットを聴くときに相手の影がちらつくんじゃないか」「結婚発表する前にマーガレット聴きたかった」とやってはいけないことを考え始めてしまう。
私は怖くてこの日に聞かなかったが、友達は歌詞を見て聴きながら悶絶していた。大丈夫か、友よ。
さらには、「私にとって女神だった水樹奈々も人間だった……当たり前だけど、水樹奈々も人間なんだよ……」「水樹奈々も人としての幸せを掴んだんだんや」「神から人になったんや」と奈々ちゃんの相手はもう遙か7の五月に認定。
ちなみに失恋ではない。
私は水樹奈々と結婚したいと思ったことはなく、なか卯のキャンペーン当選で目の前にいる水樹奈々(本物)と緊張のあまりまともな会話できず、「え、エゴアイディールが好きです……」しか言えないただのファンだ(今でもあのイベントは夢幻かと思う)。奈々ちゃんとどうにかなりたいと思ってない。
(願望としては仕事でちょっと関わるとか、タカラヅカの贔屓が同じで、贔屓のFCにたまたま一緒に入っていて退団日は一緒に入り出待ちしたい、そんな関係ならいいかな……)
話を戻して、二人で思いの丈をぶつけ合う。延々と語り合う、吐き出す。
そんな中、ふと、水樹奈々ほどプライベートをださない芸能人は他にはいないという話になった。
その時、気がついた。
「あっ、そりゃあ、奈々ちゃんのこと全部把握できてないし知らないこともあるわ」
「裏切られるとか以前に奈々ちゃんのプライベートなんか知らんわ」
自分よ、思い出せ。私はそこが好きで好きでい続けられるんじゃないか?
もちろん好きになった理由はそれ一つじゃないけど、奈々ちゃんのその芸事に対するプロ意識に私は惚れたんじゃないか?
SNSをやらず、ブログにあげるのはけぇたん先生、ステラちゃん(がんもの元ネタを知りたい)と料理。政治的な発言はなく、このコロナ禍で「stay homeしましょう」とも呼びかけない(もちろん悪いということではない)。
非常にバランスの取れた感覚を持ち、誰からも好かやすい「水樹奈々」というのを作り出しているんだから、そりゃ、プライベートは出さないし知らないし突然だすんだわ。そこだよそこ。
(やっと気付くめんどくせぇオタク)
そう考えるとスッキリしてきた。
よくよく考えれば最初の奈々ちゃんからのメッセージには相手のことはほっとんど相手のことを載せず、ファンへの想いを中心に書いてあるじゃないか。あの水樹奈々だぞ??
そんなこんなで2時間ほど友達と語り合って、もんもんとした気分を吐き出せたのはすごくよかった。
翌日の朝は「ああ、奈々ちゃんが結婚した世界線だ……」と思いつつ起床。
仕事へのモチベーションは普段と変わらず最低なるものの、奈々ちゃんよかったなあと思えている。
そんな自分にほっとするし、週末のスマギャンが楽しみ。
マーガレットだって聞けた。アコースティックバージョンで聞きたいなとも思った。涙なしでは聞けないだろうけど。
早くこのコロナクソ野郎がくたばって、ライブに行って、これからも奈々ちゃんを応援しに行きたい!それまでは手紙でも出すぞ〜〜!
最後にもう一度(何回言ってもいいもんだ)。
水樹奈々さん、ご入籍おめでとうございます。
これからも奈々ちゃんを追いかけていくし、どこまででもついていきます!!
お幸せに!!!!
おまけ
私もこの7月に結婚式をあげる予定だったから、実質、奈々ちゃんと結婚したのはわたし!!