【ヅカ感想】花組公演祝祭喜歌劇『CASANOVA』

私が初めて生で見た花組公演はあの有名な？「邪馬台国」。ゆきちゃんの声が綺麗で美しかった、好きだなあとヅカ初心者だった私は最初そんな印象を持った。

2年後の今、ゆきちゃんが退団する。舞台技術はヅカの中でもトップクラスで、まだまだ輝いて欲しかったけど、トップになれば退団がつきもの。寂しい。

一番好きなのはポーの一族のシーラです。あとSante!の最初のドレス。赤と金色のドレスがあんなに似合うのはさすがだ！

以下、CASANOVAの感想をざっくり。

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・とにかく楽しい。みりおとゆきちゃんがラブラブでくっつくのが幸せだった。ゆきちゃんがこれでもかとみりおに大好きだ！と伝えるラストを見られて、よかった。

・話の中身はぐだってる。1幕途中から長いなー、眠いなー状態だった。1幕に収まっただろと思うけど、歌を多くしたかったからかな。でも歌もあんまり印象に残るものがない。

→と思ったけど、千秋楽のLVでは全然飽きなかった。なんでだろう。ゆきちゃんをはじめとする退団者オーラが輝きまくっていたからかな？

・みりお、ちょっと黒く肌をぬってるところがたまらん。とても色気が出ている。さらに金髪でかっこいいです。安定したトップさん。痩せすぎなのが心配。

・ゆきちゃんは今回、ちょっと強気な女の子。ゆきちゃんは、娘役トップとしてみりおを支えるというよりも、みりおと共に花組を引っ張り前進して行く娘役だなあと思う。綺麗で可愛いというところもあるけど、かっこいい！っていう感想がしっくりくる。

・最初の牢屋のシーン。みりおが花娘たちに囲まれるところで、花娘たちの髪とアクセサリーとドレスの気合の入れようがすごい笑。特にじゅりあ姉さんの髪型！ツッパリ！？

・かれーくんの顔芸が濃すぎた。私はとてもかれーくんが好きなのですが、今回はもう少し肩の力を抜いて演技して欲しかった。

こうやれば面白いだろう！笑わせられるだろう！と思って、ギッタンギッタン！などをしていたのだろうが、緩急がないので、こっちは苦笑い……。

ただマントさばきはうざいぐらいに良かった！マントさばきをずっとしてくれて、最後のフィナーレまでやってくれるのはファンとして嬉しかった。

かれーくん、For the Peopleや、はいからさんが通る、メサイアの時や演技がとても良かったので、次に期待。でも花男か……かっこつけすぎる役よりもクールでさらっとかっこつける役がいいなあ。

・マイティーはおひげの髪がもじゃもじゃが新鮮。台詞回しはさすが。ただソロで歌う場面が少なかったかな。

・ちなつのコンデュルメル夫人は美しかった……。メイク、衣装、髪飾り(蜘蛛！)どれも似合っていた。スリットがとても深く入っていてありがたい御御足！

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・フィナーレの入り方がとても良かった。ハピエン(みりゆきのハピエンって初めて？)からカーニバルの熱気そのままにロケット。

・ゆきちゃんとかれーくんのお姉さん&悪ガキデュエットがとても良かった。かれーくんの王子様感あふれる衣装とゆきちゃんのおてんばなプリンセスな感じが似合っていて、ずっと顔がにやけっぱなし。新しいデュエダンかな。

・みりおが娘役に囲まれてダンス。ここでも娘役たちの髪型が素敵。特にしろきみちゃんの気品溢れる姿に見惚れた。本当に素敵な娘役さんだなあ。

・男役群舞の衣装は微妙だった。花男たちのオラオラ感はとても良かったからそこが残念。あとかれーくん、掛け声多すぎると思います笑

・パレードで銀橋に出てきて客席に挨拶した後に、いつもはトップと2番手がまず挨拶するけど、今回はトップと娘役トップが先に挨拶していたのはなんでだろう。娘役トップがトップ以外の男役と挨拶するのが好きなんだ。

・東京宝塚大劇場のサヨナラショーはLVで見た。エイトシャルマンで始める娘役サヨナラショーがかっこよかった！当時よりも気合いが入っていた。最後に「シャルラ〜(ウインク)」は何度見てもいい。ちょっと低めの艶のある声でいうゆきちゃん、かっこいいっす！！

・ゆきちゃんの衣装が娘役冥利につきるものばかり。ダルマ→社交ダンス用のドレス(胸元はスパンコールが綺麗なオレンジ色な鮮やかなものだけど、裾のファーが黒色でシックに決めてる)→これぞプリンセスといったピンクゴールドのプリンセスラインのドレス。ほんとーーーに花娘のトップだ。

・退団の挨拶、ゆきちゃんの声が演技の時よりも低く、その声がとても耳馴染みのいいものだった。ナレーターの仕事も今後、やってほしいな笑

あらためてゆきちゃんをはじめとする退団者の皆様、ご卒業おめでとうございます。